研究分野紹介

教育臨床心理学

教育臨床研究部門

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子どもの臨床心理学に関わる学校不適応の問題(不登校問題、いじめ問題、ひきこもりの問題、非行など)、および、教育委員会とタイアップした不登校の未然防止のための総合施策の支援や教師のための電子メール相談による教師へのコンサルテーション、ソーシャルスキル教育に関わる研究を行うとともに、惨事ストレスでのPTSDを始めとする子どもの不適応の心理治療および教育支援研究など、教育臨床心理学の研究を行っています.

  • 『学校でしかできない不登校支援と未然防止』(東洋館出版)
  • 『不登校にしない先生・登校を支援できる先生』(明治図書)
  • 『子どもの対人スキルサポートガイド―感情表現を豊かにするSST』(金剛出版)
  • 『ソーシャルスキルの視点から見た学校カウンセリング』(ナカニシヤ出版)

研究担当教育臨床研究部門 小林正幸教授

教育臨床コンサルテーション

教育臨床研究部門
知的・発達障害児(知的障害,ダウン症,LD,ADHD,広汎性発達障害)の心理・発達特性や支援方法に関する障害児心理学・臨床心理学的研究,および,学校不適応に関する教育診断・アセスメント法,相談・支援,指導法に関する教育臨床学的研究を行っています.
  • 教師のための学校カウンセリング.有斐閣.2008.
  • 障害児者の理解と教育・支援―障害者との出会いと交流のために
    特別支援教育/障害者支援のガイド.金子書房.2008.
  • ちゃんと人とつきあいたい-発達障害や人間関係に悩む人のためのソーシャルスキルトレーニング-.エンパワメント社.2008.

教育実践・教育課題

教育臨床研究部門
教育実践の概念・理論・歴史・現状・課題についての総合的研究,及び,教育の現代的課題とくに平和・人権・歴史問題,及び,学力問題についての総合的・実践的研究を行っています.
  • 教育の現代的課題と総合学習.アドバンテージサーバー,2000.
  • 東アジアにおける人権教育の可能性/平和概念の再検討と戦争遺跡,明石書店.2006
  • 教育の現場で何が起きているか/季刊教育法,エイデル研究所,2007-2008.
研究担当教育臨床研究部門 大森直樹准教授

初等教育教員養成

教育実習指導部門
主に小学校教育実習において,事前・事後指導の内容と方法,基礎実習と応用実習を通した実習生の成長とそれを支えた要因についての研究を行っています.
また,「子どもと教師が力を発揮してつくる授業」の研究も進めています.
研究担当教育実習指導部門 櫻井眞治准教授

中等教育教員養成

教育実習指導部門
主に、中学校・高等学校・中等教育学校における教育実習の研究と指導を行っています。特に、教育実習の学生のメンタルヘルス支援に関する研究を、附属学校や保健管理センター等と協力をして進めています。
また、数学教育について、中学校での図形指導のあり方を中心に研究を行っています。
研究担当教育実習指導部門 矢嶋昭雄准教授

メディア社会学

情報教育研究部門

社会心理学の研究分野のひとつであるマス・コミュニケーション理論の教育への適用を,児童生徒のメディア接触の観点から研究を進めています.特に,メディアリテラシー教育に着目し,アニメーションやビデオゲームを対象にしたリテラシー教育についてATOMQLD(Australian Teachers of Media in Queensland)と共同して実践研究を行っています.またICT教育及びSustainabilityについてQUT(Queensland University of Technology)と共同研究を行っています.

研究担当和田正人教授

対話メディア工学

情報教育研究部門

コンピュータと人の間に発生するインタラクション(HCI:Human Computer Interaction),および,情報技術の教育への適用をHCI の観点から研究しています.特にPen-based Computing に着目し,TabletPC やインタラクティブホワイトボードを利用した黒板やノートの電子化の研究開発と,それらの実践研究を試みています.

研究担当加藤直樹准教授

研究担当:欠員中

生涯発達・学習支援

特別ニーズ教育支援部門
「発達障害児・者の生涯発達と、その支援」を主たるテーマとして研究を行っています.
  • 発達障害(ダウン症、知的障害、自閉症)の障害特性とそれに応じたライフステージ各期の支援に関する研究
  • 発達障害者の生涯発達,特に、青年期から成人期へ、成人期から老年期への移行期における課題とその支援(地域生活支援、就労支援)
  • 発達障害者の生涯学習支援(本人講座とオープンカレッジの取り組みを通して)
  • 発達障害者の退行と早期老化

言語・コミュニケーション支援

特別ニーズ教育支援部門
言語・コミュニケーションの発達に課題のある幼児・児童・生徒のアセスメントや支援のあり方について研究や実践を行っています.学校など関連機関と連携しながら,重複障害のある子どものコミュニケーション,知的障害や「ことばの遅れ」のある子どもの言語スキル,高機能自閉症や学習障害(LD)など発達障害のある児童・生徒の言語学習などを対象として,評価や支援方法の開発に取り組んでいます.語彙の芽ばえから文章理解,読み書きまで広くことばを扱うにあたり,支えとなる対人コミュニケーションや認知的スキルも重視しています.

応用教育情報学

特別ニーズ教育支援部門
特別ニーズ教育の分野における情報技術の効果的な活用や,そのために必要な基礎的な検討を行うことを目的として主に次の2点を中心とした研究を行っています.
  • 視覚機能の発達と障害
    視覚機能の発達や障害に関する評価および教育的支援に関する研究.単一の視覚障害だけでなく,重複障害も含め広く検討しています.
  • 特別ニーズ教育における情報システムの設計・開発・利用
    特別ニーズ教育で活用できる教材開発や,障害児・者の教育・生活支援を目的とした情報システムの設計開発,利用評価等を行っています.

言語・聴覚認知発達支援

生涯発達支援部門
乳幼児期の言語獲得に関与する知覚,認知,対人関係など諸要因の発達についての基礎的研究,アセスメント法の開発研究,及び,発達支援方法に関する研究を行っています.具体的なテーマは次の通りです.
  • 乳児期の音声知覚発達と言語獲得との関連についての実験的研究
  • 眼球運動測定による乳幼児の認知・言語発達に関する実験的研究
  • 言語・コミュニケーションの発達アセスメント法の開発研究
  • 聴覚障害のある乳幼児の発達アセスメント,教員へのコンサルテーション,及び保護者支援に関する研究

臨床人間情報学

生涯発達支援部門
教育,福祉,医療の分野における対人支援を,認知(行動)科学の立場から基礎づけ,支援方法の発達に寄与することを意図しています.具体的には健常者ならびに障害者を対象とする認知機能の解析,認知(行動)科学に基づく臨床技法の解析と再構築を研究しています.最近の成果に次のものがあります.
  • 聴性脳幹反応に注意が影響をおよぼす条件の解明
  • 知的障害者の視知覚能力に関する生涯発達の解明
  • 夜尿症のアラーム療法における治療機序の解明
研究担当生涯発達支援部門 池田一成准教授

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